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● はじめに『食えない負のループ』
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ミュージシャンやクリエイターなどアーティストなら誰しもが最初に陥るネガティブループって、以下の通りだと思います。
1. 頑張って自分の活動したい!けど頑張れば頑張る程お金がかかる!
2. 仕方無くたくさんバイトする!
3. 気付くとバイトばかりで中々本職に費やす時間体力気力が確保できない!
4. でもバイトしないと活動資金が無い!
5. #2へ
このループをしてるうちに、時間がたっていつの間にか情熱が薄れていってたり、
数年経てば自分を取り巻く環境が変わって辞めざるおえない状況に追い込まれてたり、
こんな風にして志が折れていく事がたくさんあると思います。
そしてこのループを脱せるかどうかが「好きな事で食っていけるか」を左右する最初で最大難関なのは、誰しもがうなずけると思います。
僕たちは今となればツアーをしながらやっとギリギリ音楽だけで生計を立ててますが(それもいつまで続くか!?笑)僕自身も1年前までは正にこのループのまっただ中にいましたし、そういう仲間のミュージシャンをたくさん見てるので、凄く良く解ります。
でも、実はこのループを抜け出す簡単な方法があると思います。
(もちろんたくさんある中の1つと思いますが)
僕がこのループの中にいた頃は中々気付けなかったし、誰も教えてくれる人もいませんでした。
実は、その方法は非常に簡単なんです。
その方法とは、以下の通りです。
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● 『ギャラがちゃんともらえるようになる簡単な方法』
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ギャラがちゃんともらえるようになる簡単な方法とは、
「自分の作品なりサービスなりを自信持って提供したのに、それが対価ゼロだった時」、
例えば僕はミュージシャンなのでライブに例えると、
● ライブハウスでちゃんとお客さんを呼んでライブしたのに(ノルマと相殺とかで)リターンがゼロだった時
● ストリートライブで、人が立ち止まって数曲聞いていったのに、そのまま立ち去った時
● 盛り上がったカフェライブで「アンコール!」って言ってた人が投げ銭をせずに帰っていった時
そんな時に、
怒 る ! ! !
ただそれだけです。
もちろん、怒るのは、ライブハウスや、立ち去った人や、投げ銭をしなかった人に怒る訳じゃありませんよ。彼らには罪が一切無いどころか、ライブハウスではちゃんとした事前の契約を承諾して出演してる訳だし、ストリートやカフェで投げ銭をするかどうかはその人次第です。彼らに怒るのは全くの筋違いです。(勘違いしないでお願いしますね!)
じゃあ何に怒るかと言うと、
そんな状況にいる自分や、
そんな現状そのものに、
怒 る ! ! !
ただそれだけです。
(はぁ?と思った方、まぁまぁ、もう少しだけお付き合いください。笑)
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● 『対価ゼロで怒らないのは、自分の作品やサービスに価値が無いと思ってるから』
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「怒るだけでギャラもらえたり食えるようになったら世話ないゎ」
なんて意見が聞こえてきそうですが、一歩とどまって、改めて考えてみて下さい。
・あなたはご自身の作品やサービスに、少なからず金銭的価値があると考えてますよね?
→はい:次に進む
→いいえ:お客さんにそれ伝わってます
・例えそれがライブなど形の無いモノでも、変わらず金銭的価値があると考えてますよね?
→はい:次に進む
→いいえ:お客さんにそれ伝わってます
・では、言わば”食い逃げ”されたら、怒るのが当然ですよね?
→はい:じゃあ怒りましょう!
→いいえ:あなたは泥棒です(笑)
つまり、
怒らない=自分は対価を払われる立場にいない
って自認しちゃってるって事なんです。
それは間違い無くお客さんなりクライアントさんに雰囲気で伝わりますし、現状に大きく作用してると言って間違い無いでしょう。
ラーメンを食べてお金払わず出ようとするお客さんがいたら。
八百屋さんで並べてある野菜を店頭から取って帰ろうとする人がいたら。
ラーメン屋さんは怒るでしょう。
八百屋さんも怒るでしょう。
でも何故か「売れてないから」ってアーティストは対価ゼロどころか、赤字でも、怒らないんです。
自分もそうだったのでその気持ちは120%解りますが、改めて考えてみると変ですよね。
(「投資だから」って思ってる人、最後の方にその回答もします。)
「怒ってるよ。怒ってるけど変わらないよ。」
なんて声も聞こえてきそうです。
たぶんですけど、それは
1. 実はあんまり怒ってなくて、受け入れちゃってる自分がいる
2. 怒ってるけど、自分や自分の置かれてる現状じゃなくて、他人や変えられない事に怒ってる
のどちらかではありませんか?心当たりありませんか?
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● 『怒ると開ける”プロ”への道』
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自分や自分が置かれてる現状に怒ると、どういう事が起きるでしょう。
:: 1. 自分の仕事の見直し
まず「もしかしてクオリティが低いのか!?」
って自分の作品やサービスを見直し始めると思います。
人がお金を支払ってる作品やサービス、いわゆる「プロ」のそれと、自分を比べると思います。
もちろんここで負けを感じれば、切磋琢磨すると思います。
:: 2. 方法の模索
次に「クオリティは問題無いぞ、じゃあやり方がマズいのか!?」
と、方法に疑いを持ち始めると思います。対価を払う意識のの無い人の為や、対価を支払われるシステムの無い環境では、活動をしなくなり、自分が戦いやすい戦場、つまり自分に合った市場を、探し始めると思います。
:: 3. 意識の改革
そしてそんなこんなを繰り返しながら、「プロと遜色無い仕事してるんだから、対価ゼロなんておかしい!」
という意識改革を元に、制作から交渉まで、自然と「対価を払われるべきアーティスト」にふさわしくなっていくはずです。
それは決して「偉そうになる」とかではないですよ。
偉そうに振る舞わなくても、おのずと
作品を聞けば/観れば、ライブを観れば、本人を前にすれば、
「この人は今は無名で売れてないかもしれないけど、プロと同じクオリティを提供してるな、それには対価を支払うべきだ」
と、自然とお客さんの方がそういう判断をしてくれます。
そして気付けば「プロ」と呼ばれ、相応に扱われるようになってると思います。
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● おわりに『将来への投資は、今から回収しはじめる。そして生活費に使う。』
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多くのアーティストが怒らずに対価ゼロでも働く最大の理由。
それは「これは将来の自分に対する投資だから」って自分に言い聞かせてるからだと思います。
でも心のどこかで「これは将来の自分に対する投資だから」という言葉に【逃げて】ませんか?
少なくとも僕は、そういう節ありました。
「これは将来の自分に対する投資だから」って思ってるうちは、
ずっと、投資し続けて、回収しないまま終るパターンに陥りがちです。
最初に提示したネガティブループがまさにこれですね。
だから、今から、ほんの少しでもいい、回収し始めましょう。
それに損は1つも無いはずです。
最初は1000円でも良いんです。
1本のライブでも1枚のイラストでも、1つの事例を1000円黒字にしてみてください。
(経費含めての、黒字にね。)
バイトで稼ぐ1000円より、自分の作品やサービスで稼ぐ1000円は、その金銭はわずかでも、それに費やした「時間」という多大なコストが自分の活動にそのままポジティブに反映される事によって、何倍もプラスに作用します。
そしてその1000円を、飲み代とか遊びに使ってしまうのではなく、
シャンプー買ったり夕飯の材料に使ったり、生活費として使ってみて下さい。
「あ、活動を通して稼いだお金が生活の一部になってる」
という実感が、さらなるポジティブスパイラルにつながるはずです。
それをもっともっと生活の一部に、そして生業にしたいと願望し、それに向けて四苦八苦するようになると思います。
とにかく負のループからほんの少しでも上向きな、正のスパイラルへ。
その際には「こんなはずじゃない!」って心底思える、
自分に対するそして自分が置かれた現状に対する
【怒り】
は、大きな力になってくれると思います!
気付けばあなたは、対価ゼロでも趣味的に活動できてる事で、満足してしませんか?
そんな自分に、そして現状に、
怒 る ! ! !
ぜひ試してみてください、きっと変わる意識や景色があると思います!
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Sleepyhead Jaimie すわだいすけ
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アーティスト名 Sleepyhead Jaimie
アルバム名 Hamburger Diaries
品番 ATSP-1003 価格 ¥2,000
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うちに出演する アマチュアミュージシャンの方にも とにかく 1円でもいいから パフォーマンスで収入を 得ろ そうすれば お遊びじゃなくなる 聴いて頂くお客様に 責任を 持つことが 出来る と 話しています
が
自分の仕事に関して 考えてみると まだまだ 自分に言い訳している部分が 有る と 感じました
改めて 良い仕事が提供出来るよう チェックしてみます
コミカル吟遊詩人さん
ありがとうございます!これからも細々と書いていこうと思うので、引き続きよろしくお願いします!