気づけばもう9月だね。
今日友達に言われて気づいたんだけど、私もうすぐひとつ年をとりますの。
27歳も後…4日!?
Jaimieの活動以外に、サポートのお仕事だったり、新しい事にもたくさん挑戦したいい年だったよ。
衝撃的な事もあったけどさ。笑
いつまでたっても「初体験」ってできるって証明された年でもあった。
そんな気持ちをいつまでも忘れないで行こう。
28歳初めての初体験はきっと日本全国ツアーなんだろう。
しかも完全セルフプロデュースのもと。
ここでちょっと去年、ガクさんのツアーを回らせて頂く事が決まった後の準備期間中の話。
今だから話せる「実は」な話。
あの頃ミュージシャンとして、アーティストとして、ベーシストとして個人的にとっても大きな壁にぶち当たってたんだ。実は。
今までJaimie以外の場所でベースを弾くって事を全くしたことがなかった訳じゃないんだけど、
だってGAKU-MCだよ!? 大先輩じゃないですか。普通に学生の頃聴いてたんだもんよ。
ヨースケやナイスさんのバックでも演奏させてもらうってことでジャンルもバラバラ。
もちろん覚えなきゃいけない曲だったり、コーラスだったり、そんな仕事量も経験したこともなくて、
タイトキックスの中でも一番の新入りメンバーだから、色々わからない事とかももちろんあるんだけども、
それよりもなによりも「Jaimieゆく」では通用しない現場だから
What am I?
ってずっと考えてた。
私がなんでここにいることを許されているんだろう。って事を。
なんでなんでー?って考えているだけじゃもちろんダメで、練習もしなくちゃいけなくて時間もなくて
自分自身の経験もなくて、歯がゆくて仕方がなくて、ぶっちゃけこんなにつらい(その時はつらいって感じた事もあったから)
なんて私、音楽向いてないのかな、私なんてに一体何ができるの?
なんて本気で思った事もあったんだよ。本当は。
友達の目の前で「つらいねーん」ってべそかいた時もあったんだよ。実は。笑
経験したことのない事とは言っても、精一杯全力を出し切ったライブをした後の達成感は知ってたから、
「きっとあんな感じに気持ちいいのだろう」という漠然とした想像はあったの。
27年間生きてきた一人の人間の体験談からの想像。
そんなポジティブな想像をできているのにも関わらず、無我夢中に乗り越える事に前向きになりきれない時期があった。
とにかく、何もかもがキャパオーバーだったんだろうね。
で、思い切ってすーさんに相談してみたの。
「私このツアー終わったら音楽やめようかしら」って。
そしたら
「お前は今まで、こんな大仕事したことないんだからつらくて当たり前だよ。やれるだけやってこい」
って言われまして、
そしたら、なんか吹っ切れちゃったんだよね。
完璧になろうとしすぎてたかなぁとか。初めての事だからわからなくて当然かも。とか。
そして、思い出したの。
私には笑顔があるじゃないって!
どんな経験も私自身を豊かにしてくれると信じて、どんな感情も噛みしめて体感しようと日々を生きてきたはずなのに
完全にプレッシャーに負けそうになって、自分の信念すら忘れそうになってしまってた訳よ。
そんな時に同じ立ち位置でメッセージをくれたメンバーは神レベルな存在だと痛感したね。いや、神以上だわ。
実際に2週間、全国7カ所。
ガクさん、ナイスさん、ヨースケ、タイトキックスのみんな、マネージャーさん、ローディーさん、スタッフさんと一緒に生活を共にして、ライブを共にして、
ここまで遊ぶように仕事を思いっきりしている大人たちと一緒に仕事ができて、私は人が変わってしまった。新しい世界に来てしまった。
ツアー始まって早々に「終わってほしくない」って思ったもん。人間てわがままだ。
最後の日「またどこかの現場で!」ってみんなバラける瞬間が切なかった。
きっと全く同じメンバーでツアーを回るのは難しいから。
そして、私がしがない想像力で想像していたよりも予想以上の達成感が、あまーい蜜の様に体の隅々にまで染み渡って思った。
しまった。やめるわけにはいかない。これ以上の達成感をまた体験しなければ。こりゃ忘れさせてはくれないな。って。
それからすぐ年が明けて、新生Sleepyhead Jaimieが始まった。
そんな27歳だった。
話が長くなってごめん。
そうなの。ザ・試練2010。
このJAPAN TOURがコンプリートしたらまたきっとあの達成感が味わえちゃうんです。
だって今めっちゃ大変だもん!笑
去年とは違うこれまた、壁。
完全にふたりでやってるから「こういうことしたいな」と思ってもかなわない事や伝わらない事もあるけど
でも初めての事だもん。完璧を求めすぎちゃだめだ。
と、自分たちに言い聞かせて。
信じるべき仲間と、一緒に遊んでくれる大人たちに会いに、限りなく甘い蜜を探しに日本回ってくるんだ。
だから今、頑張る!
28年間生きてきて想像できる最高の達成感は去年想像してたものより確実にパワーアップしてるわけだから、
今度もきっともっとぶっ飛べるだろう。
そんな想いを込めて、各地に乗り込もうと思う。